SSブログ

LIVE TOUR 2008~サクラサク~ [馬場俊英/LIVE記録(ワンマン)]

想いが強すぎてなかなか纏まらず、少し戸惑ってしまいましたが・・・


今、いい感じです。

とてもいい感じです。



ということで、ようやく形になったアタシのババライブ記録。(参加させていただいた大阪、神戸の3公演を網羅)


異様に長いけど、さりげなくアップです。。。


---

待ちに待った、約2ヶ月半ぶりの馬場俊英ワンマンライブ。
今回は一体どんなステージを見せてくれるのだろう??
涙もんのセットリストという噂は耳に届いているが、果たして??



客電が暗くなる。。。
SEの女性ボーカルの歌が始まる。
バンドメンバーがステージに姿を現す。
続いて、軽く手を上げながら、馬場俊英が姿を現す。
音楽が止み、一瞬の静寂の後、オープニング曲のイントロが鳴ると同時に歓声とともに観客が一斉に立ち上がる!!

“馬場俊英 LIVE TOUR 2008 ~サクラサク~”のスタートだ!!

イントロを聴いて、一瞬『センチメンタルシティ・マラソン』か?と勘違いしていまうその1曲目は『ブルーバード~僕は夢の影のように』。
2006年12月8日、初のフェスティバルホール、オープニングを飾った思い出深い曲だ。


そして、早くも2曲目でピークが来る!!
ズン♪ チャン♪ ズチャンチャチャン♪ 
ズン♪ チャン♪ ズチャンチャチャン♪

のリズムに合わせて滑り込んだイントロにアタシは悶絶するしかない!!

なんでそんなに笑顔なんだ?
なんでそんなに跳ねてんだ?
なんでそんなに輝いてんだ?

まるで、本当に目の前に陽炎が立っているかのように、馬場さんが滲んで見える。。。

眩しかった。。。
心が震えた。。。
そして嬉しくてたまらなかった。。。
アタシがどれだけ『陽炎』を愛しているのか。。。


計り知れない。。。



『青春ラジオ』
『風の羽衣』
『涙がこぼれそう』

『涙がこぼれそう』はライブでは初めて聴く曲だ。

アタシが馬場さんに惹かれる魅力のひとつである“美しいエロさ”。

天井から垂れ下がった、たったひとつの裸電球の灯りが、この曲に描かれている大人のどうしようもない悲哀を見事に歌い上げる馬場さんを照らし出す。。。ニクい演出だ。。。
遠目で見ると「座禅」に見えなくもないが・・・(Wii Fitをやってる方はピンとくるでしょう。)


やや重たいアダルトなムードから、ステージ上では火が焚かれ、ビルがそびえ立つ深い森へ誘われた。

『DOWN THE RIVER』。

観客の反応はやや微妙な感じではあるが、アタシはこの曲がどう展開されていくかを知っている。
徐々に激しさを増す演奏の迫力に、興奮せずにいられないアタシがそこにいる。
エージ君が汗を飛び散らせ、立ち上がらんばかりに激しく打ち付けるドラムは見ごたえ十分!!
このエージ君は、真剣、シビレるんだ!!
そう!!ババライブでは、ドラムのエージ君も見逃せない!!
そして、荒々しい馬場さんもすこぶるカッコいいのだ!!

そろそろ足も痛くなってきたかな??って時に流れてきたイントロは、『男たちへ 女たちへ』。
ある意味、鬼のようなセットリストである。

が、しかし、今回のツアーで『男たちへ 女たちへ』はアタシにとって特別な1曲になった。

あれは忘れもしない3/2のフェスティバルホール。初のババライブ最前列。

いい感じで一緒に口ずさんでいたその時、馬場さんが指差した先にいたのは、“カッコいい男”でもなんでもなく、アタシ。
弾ける笑顔の馬場さんと目が合った。
世界がスローモーションになる。このサプライズに、目ん玉が飛び出るほど目を見開いた感覚は今も残っている。
時間にして、ほんとに一瞬の出来事だが、その一瞬で私はいろんなことを考えた。

「アタシ、女やけど・・・!?」

「そんなの関係ねぇ!!」

「リアクションせな!!」

咄嗟にアタシは馬場さんに向かって小さくWピースしていた。。。


そして、ふと気がついた。。。

アタシの隣に小学生の坊やがいたことを、、、(爆)



察するに、馬場さんはこの坊やを指差すつもりだったのだろう。
ところが、目測を誤ったのか、アタシの眼力に負けたのか、坊やがアタシの影に隠れてしまっていたのか。
とにかく馬場さんはアタシに吸い寄せられた。
簡単に言うと、アタシが坊やから馬場さんを横取りした、、、ということになるのだろうか?


この話をすると、中には「ない、ない。」と鼻で笑う人もいるだろう。
きっとその人は、ステージ上のアーティストとアイコンタクトをしたことのない人に違いない。(笑)
ステージ上のアーティストとアイコンタクトした人間なら、大体どんな感じなのか想像つくだろう。
あのバチっと視線が合った時の感触を・・・。


そう、馬場さんの指の先にいたのは紛れもなくこのアタシ。。。


そしてそして、さらにもうひとつエピソードが。。。


3/8、神戸国際での出来事。

この日もなかなかの良席で、スコーンと視界が開けていたため、馬場さんが丸見え状態。

いつものように夫婦そろってガンガンに『男たちへ 女たちへ』を歌っていると、途中から馬場さんがチラチラとこちらに視線を送ってきて、意識してる感じがした。
過去にこの曲で崩れた馬場さんは見たことがないのだが、アタシたちが一緒に口ずさんでいるのがプレッシャーになったのか、突然ポロッ、ポロッっと崩れ出した。
その度に馬場さんは、アタシたちの様子を伺うようにチラ見してくる。
アタシたち夫婦は、軽くコケながらも「大丈夫!」という想いで、暖かく見守っていた。

あまりのグダグダさに、自ら苦笑い、最後はお手上げ状態の馬場さん。

その感じが、なんだかとても微笑ましくて、楽しくて。。。

ま、これはもしかすると思い込みなのかも知れないけれど、でも、なんかそんな雰囲気を感じた。

そんな訳で、この曲は思い出深い特別な曲となった。



さて、ここからは少し、着席してしっとりした曲を。。。

『時間』
『遠くで 近くで』
『小さな頃のように』
『スタートライン~新しい風』

気づくと、この空間には馬場さんとアタシしかいない。。。。
馬場さんがアタシだけに歌ってくれているような、そんな感覚に陥る。
馬場さんのLIVEではいつも感じる感覚だが、アタシはその感覚に陥るのが大好きだ。




そして、馬場さんのB型丸出しのゆるい身勝手なMC。。。
独特の間、口調、声。
こんなに心地いい時間はないなぁ。。。と思う。


ハイジ、飛馬、挙句にトトロの話。。。
オチのない香辛料屋さんの話。。。
タイガースとジャイアンツ、大好きな人と普通の人が入れ替わったらの話。。。
山形とケニアがそんなに変わらない話。。。
馬場さん的にヤバイ(泣ける)話。。。

「笑顔で行こうよ!」

当時のマネージャーに言われたこの言葉が今でも心に残っているとか。

アタシが愛して止まない『陽炎』のフレーズ、“口笛でグッバイ♪”な感覚はここから生まれてるんじゃないかなとも思えてくる。


さて、いよいよ盛り上がりのコーナー。

『明日へのフリーウェイ』
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
『働楽~ドウラク』
『君の中の少年』


『働楽~ドウラク』では、間奏で馬場さんもエレキを持ち出し、BABIさん、首藤さんとのギターバトルが始まる。
相変わらずストラップは短めだが、エレキをかき鳴らす馬場さんはやっぱり素敵だ!!


そして全力で唄った。。。
隣の坊やも一生懸命唄ってる。
音は子供らしく、大きく外れているが・・・。
それでも一生懸命に唄っている姿がとっても微笑ましくて、かわいらしい。


ノリノリの雰囲気から一変。

本編最後の曲は新曲、『サクラサク』。

最初の一行。
「枯れやしないけど 咲きもしない 造り物の花が」
ホームラン文庫の「色褪せながら 輝きながら ~人生という名の列車 サブノート~」にも記されている言葉。

なんだろう、ゆっくり、ゆっくり深く心にしみ込んで来る、切ないけどやさしい曲。
サビのメロディーがとても美しく、終盤にむけて徐々に盛り上がってくる感じがたまらない。
はらはらと舞う桜の花びら。。。

空に ブルーとサクラ色

そろそろ、そんな光景を目にできそうだなぁ。。。
そしてこの曲をまた思い出すんだろうなぁ。。。
音源化してくれないかなぁ。。。


この曲に胸を熱くさせながら、つくづく思った。

アタシは馬場さんの声がたまらなく好きだ。大好きだ。




割れんばかりの拍手の中、いったん舞台袖にはける。



アンコールの一曲目は、これまた穏やかなやさしい曲、『アイビー』。
穏やかな休日の昼下がり、ピクニックを楽しむ家族が目に浮かぶ。
幸福感たっぷりの曲だ。


『ロードショーのあのメロディ』
『主人公』

もう言う事はない。。。

この2曲、どうやら馬場さんの思い入れもかなり強いようで。
アタシも大好きな曲。

『主人公』ではいつも馬場さん泣いてたね。
フェスの初日ではエージ君も泣いていたとか。。。

アタシが大好きな馬場さんのコラム、「さりげなく、ピース!」に『古い写真が教えてくれるもの』というテーマで書かれた素敵なエピソードがある。
なんとも馬場さんらしいというか、馬場さんだからこそ気づいたというか。。。
とてもハートフルな話が書いてあって、読む度に胸が熱くなる。
そしてそこに書かれてあることが、そのまま『主人公』になったんだろうなと。。。


最後に、

♪楽しいことや 嬉しいことの 後には次の約束が欲しい

そう唄う馬場さんだから、次の約束と


「僕はやっぱりLIVEが一番好きです!!」


という、力強い言葉を残し、去っていった。
この言葉の裏にどんな思いが隠されているのかは、探る必要はないけれど・・・

ただ、その一言がヤケに頼もしくて、嬉しかった。

ありがとう、馬場さん。。。また会いに行きます。。。


こうして、アタシのバンドスタイルでの“馬場俊英 LIVE TOUR 2008 ~サクラサク~”は終了した。
心に深く、馬場色を残して。。。





今回のツアーで一番感じたこと。


♪それでも ただどうしても 悲しみ消えぬなら
 忘れずにいて 君には僕がいる

『小さな頃のように』のこの部分が、やけに刺さった。
なんだか、馬場さんが遠くで近くで寄り添ってくれているような。。。


アタシにとって馬場俊英という存在は、“かゆい所に手が届く”存在なんだ。

特別何があるわけでもないし、気楽に生活しているつもりだけど、それでも、ささやかな幸せがたくさんあるのと同じだけささやかな苦悩もある。
馬場さんの言葉は、そんなささやか過ぎて気づかない幸せや苦悩にも手を伸ばしてくれる。
何も言わなくても、すべてを理解してくれているような、そんな安心感があるから、とても楽なんだ。。。



そして気づいた。
自分のおこがましさに。。。
応援しているつもりが、いつしか応援されていることに。。。









馬場俊英。。。

こんな人間がいるなんて。。。

ホントにニクくて凄い人だ。。。




★セットリスト
 1.ブルーバード~僕は夢の影のように
 2.陽炎
 3.青春ラジオ(大阪のみ)
 4.風の羽衣
 5.涙がこぼれそう
 6.ダウン・ザ・リバー
 7.男たちへ 女たちへ
 8.時間
 9.遠くで 近くで
 10.小さな頃のように
 11.スタートライン~新しい風
 12.明日へのフリーウェイ
 13.ボーイズ・オン・ザ・ラン
 14.働楽~ドウラク
 15.君の中の少年
 16.サクラサク

 EN
 17.アイビー
 18.ロードショーのあのメロディ(大阪のみ)
 19.主人公
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。