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天の川で逢いましょう~届けウタのチカラ!千綿とナカノで生声LIVE!~ @京都文化博物館 別館ホール [LIVE記録(インスト、フリー、ブッキング等)]

2012年7月7日(土) 七夕

さてさて。
SOLE CAFEに岡野君を残し、アタシは平安神宮行きのバスに飛び乗った!!

再び四条に戻ってきた!!
アタシには岡野君の夜の部を諦めてでも行かなければいけないところがあったのだ。

それがココ。

京都文化博物館別館2.JPG

京都文化博物館 別館ホール


千綿さんがここでナカノアツシ君と生声でのツーマンライブをやるって告知した時には、すでに岡野君のSOLEを決めていたアタシ。
だから、当初は諦めるつもりでいた。
どっちかを選ばなきゃいけないなら、やっぱり先に約束した方が優先だろ?・・・そう思ったから。
だけど、どうしても千綿さんの「ギリギリの告知で、みんなのスケジュール調整も大変だと思いますが、特別な夜を一緒に作ってやって下さい。みんなの力が必要です。よろしくお願いします!」の言葉が頭から離れなかった。。。この言葉を思い出すたびに千綿さんの顔が頭に浮かんだ。
何か特別な想いのあるイベントに思えたし、ハコも“生声”っていうのも、めちゃくちゃ魅力的に思えたし・・・。
岡野君は岡野君で、“オールリクエスト”っていう今までにないライブで、こっちもかなり魅力的だったし・・・。
色んなバッティングを経験してきたけど、ここまで自問自答したのは初めてじゃないかな??(苦笑)
悩んだよ、、、食事が喉を通らなくなるくらい、、、
でも痩せなかったよ、、、(爆)
耳元では千綿さんがずっと「どっちだって好きな方でいいんじゃない?」って歌ってるし(笑)
そうやん!!アタシはいつだってそうやって色んなことを決めてきたやん!!
我に返ったアタシは、色んなしがらみを無視して、落ち着いて自分の本当の気持ちに耳を傾けた。
もう答えは出てたね。
岡野君は昼の部に参加出来るんだから、だったら、次はないかもしれないレアな生声ライブを取るだろ!?って。。。
現状では、ライブのクオリティから言っても、千綿さんを選択しない理由が見つからなかった。。。
でも、何よりの決定打は千綿さんの発信力。
今どこに居て、何をして、何を見て、何を感じて、何を考えてるのか・・・。
全国飛び回ってて、ライブだけじゃなく色んな雑務も自分でこなし、忙しくて手が回らないくせに、そういうことをいつも目に見える形で伝えてくれる。
だから、遠くに居ても近くに感じられる。頑張りが見える。
そんな人が「必要だ」と言ってくれるなら、多少不義理を働いてでも「行きたい!!」って思った。
行って“特別な夜を一緒に作りたい”って思った。
すべてを絵面で考えるアタシは、もうその景色しか見えなくなっていた。。。
岡野君はそういう部分で、アタシの心を繋ぎとめることが出来なかったんだよ、、、
アタシ自身も、発信することの大切さを改めて実感した何日かだった。

と、前置きが随分長くなってしまったけれど、、、
この京都文化博物館 別館ホールは、元々は旧日本銀行の建物だったらしく、めちゃくちゃ歴史を感じる佇まいに心が躍る。

京都文化博物館別館中.jpg


「喉に負担をかけずに生声で唄える、あのハコだから出来るレアなライブ」
千綿さんがそう言う通り、天井はとても高く、残響もなかなかのものだった。

ステージ・・・と言っても、特別何かセッティングされてるわけでもなく、客席とフラットな場所に短冊の付いた笹が飾られているだけ。
生音、生声だから、モニターやスピーカーなどのPA機材は一切なく、マイクスタンドもないごくごくシンプルなステージ。
BGMだって流れていない。
シーンとした中に広がるオーディエンスの話し声が、なんだか妙に厳かな空気を作り出していた。

今回のライブには、こないだ須磨と神戸のインストに引っ張ってった友達と、ナカノ君ファンの友達、4人での参加。
いわゆるちゃんとしたライブという形で聴いてもらうのは初めてで、しかも生声ライブってことだったから、ちょい緊張、、、(汗)
そして、さっき岡野君に泣かされたせいで瞼が熱く、なんとなくフワフワと気持ちが定まらない状態で開演の時を待った。

時間になり、浴衣を身に纏った二人が拍手で迎えられる。
二人とも、浴衣がよく似合っていた・・・・と、アタシは思う。
浴衣にハットのナカノ君は「丁稚みたい」と苦笑。。。
千綿さんの浴衣姿には、いつもよりも男らしさを感じて、少しドキっとした(笑)

“開会の儀”ってことで、口笛で『たなばたさま』を♪

今回は30分程度のステージを交互にやるというスタイル。

まずはナカノくんのステージ。
浴衣の袖が邪魔そう・・・。
「襷をしなさいよ!!」なんて声が、アタシの友達から聞こえた(笑)
どこで歌えばみんなにちゃんと届くのか??
手拍子したらどうなるのか??
色々試行錯誤しつつ、皆に均等に音が届くように、やや下がった場所から声を響かせる。
セットリストはアタシにはわからない。ごめんね。
けど、とにかくしゃべるしゃべる!!(笑)
面白いんだけどねぇ、、、
「もうええから、歌え!!」って思ったのも事実(爆)

最初のステージでは3曲歌って、千綿さんとスイッチ。

さすが、浴衣でのライブも慣れてるのか、サッと襷を出してカッコよく一発で決めた!!??
「ピックがぁ~~(汗)」と叫ぶ千綿さんに、会場爆笑!!
袖の下にピック入れたまま襷かけちゃったから、取れなくなっちゃって(爆)
そんなハプニングで微笑ましくステージは始まったよ♪

♪セットリスト
1.この声が聞こえますか
2.逢えない夜を越えて
3.変わり往く世界で…
4.Dear~愛する君へ~

さっきナカノ君が試した静かな手拍子を要求し、ポップな『この声が聞こえますか」からスタート♪
千綿さんはいつも通りお客さんと近い距離で唄う。
マイクがない分いつもより自由がきき、いろんな方向に身体ごと向けて唄ってしまう姿に、「千綿さんだなぁ・・・」って思った(笑)
『逢えない夜を越えて』の間奏での口笛は圧巻!!
いつもPAが入ってるから、それですごい響きなのかと思ってたけど、そうじゃないんだね??
もうホント、鳥肌がたったよ!!
仰け反って曲の説明をして聴かせてくれたのが『変わり往く世界で…』♪
清涼感あふれる声が響く。
『Dear~愛する君へ~』で軽くコールアンドレスポンスして、最初のステージを終了。

またまたナカノ君の登場!!
「しゃべりすぎたから、同じ時間やのに俺のほうが1曲少ない、、、」って反省してるナカノ君(笑)。
「なにもないけど僕がいる」の件は最高にウケたなぁ・・・。
うまい!!
ぼそっと言った、「ええ歌やのに、怒られるわ」の言葉がうれしい☆
ナカノ君、千綿さんとタメだって言うじゃない??
ってことはアタシともタメじゃん!!
しかも、早生れで9ヶ月違うって。
頭ん中でめっさ計算したよ(笑)。
あら、いやだ。ナカノ君、アタシと同じ誕生月!!
でさ、ナカノ君って、やっぱり元男闘呼組の高橋和也さんに似てると思うんだ。(←どうでもいい情報)
歌声は思い出せるのに、歌で残ってるのは「大嫌いだーー」って叫んだことくらいかなぁ??
でも、楽しいステージを魅せてくれる人だよね。。。
ブッキングライブとかでお会いすると、きっと楽しいね。。。

そして、再び登場の千綿偉功!!

♪セットリスト
5.それが僕に出来ること
6.アイブミ~Love Letter~
7.モザイク
8.友よ

EN.見上げてごらん夜の星を

なんとなく予感がしていた『それが僕に出来ること』♪
これまた口笛が静かに響く。。。
岡野君のライブから、本当に口笛がいっぱいの一日だ♪
今回一番“生声”の響きを感じたのがこの『アイブミ~Love Letter~』だった。
PVとシンクロしちゃう部分もあったしね。
この曲、唄うたびにどんどん大きくなっていってる気がするよ。
そして、生声でもやるんだ・・・って思ったのが『モザイク』(笑)。
はだけた浴衣から覗く胸元がなんだかセクシー!!
って思ったら、ちゃんと胸元を整えちゃって・・・(笑)
そして、今回のライブを企画した経緯を話してくれた。
お世話になってた大阪のイベンターさんが、このホールを押さえていてくれて、その方が亡くなられたってこと。
少し涙ぐんだシーンもあったね。
最後はその方が一番好きだって言っていたという『友よ』を力強く聴かせてくれたよ。

アンコールは、「今日にピッタリの曲を」ってことで、『見上げてごらん夜の星を』☆彡
千綿さん、坂本九さん好きだね。。。
千綿さん、ナカノ君(何で千綿さんは「さん」でナカノ君は「君」なの??笑)、そしてオーディエンスみんなでゆったりと唄ったよ♪

最後は“閉会の儀”ってことで一本締め。

二人を拍手で見送ると、余韻に浸ってる暇なんてない!!
撤収時間までもう時間がないってことで、みんなバタバタと退場(笑)
さっきまでのムードは何!?(爆)


ストリート以外では、こういう完全生音・生声ライブっていうのは初めて。
二人の声はちゃんと届いてたよ♪
ま、千綿さんに限って言うと、あっち向いたりこっち向いたりしながら唄うから、音にムラが出ちゃって(苦笑)。
アタシは特にストレスには感じてなかったけどね。
最初からそうなるだろうってことを予想してたからかな??(笑)
だって、出来るだけオーディエンスに近い距離で唄いたがる人だもん(笑)
ここは賛否両論あるところだろうけど、アタシはあれはあれで良かったって思ってる。
ただ、セットリストは予想外だった。
“生声”ってことで、ガッツリ聴かせるミディアム調の曲を揃えてくるって勝手に思ってたし、それを期待してた。
ところが、けっこうポップなセットリストでさ、想像してたのとはちょっと違うなぁ・・・って。
そもそもバンド好きやからね~、アタシ(笑)
アッパーな曲はバンドで聴きたい!!例えそれが千綿さんであっても!!
そういう意味では、アタシは今回のセットリスト、生声向きじゃなかったって思ってる。(個人的意見)
気持ちをどう持っていっていいんだか、中途半端な感じになっちゃって(汗)
“生声”を意識する瞬間もあんまりなかったしね。(それはむしろ凄いことなのかもしれないけど。)
ん~、そうだなぁ。
このハコ自体がそんなに声を張らなくてもよく響くから、いつも聴かせてくれる生声よりもパンチがなかった、、、
いつもはもっと音圧を感じてゾクッとするんだけどなぁ。。。
喉に負担をかけないで響くハコが、声のパンチを奪った・・・ってことなのかな??
ジレンマだね、、、
“生声”はレアだし聴けるとテンション上がるけど、それは“何曲かやるうちの1曲”だからこそなんだろうね。
最初から最後まで生声ってのは、ここ一発で聴かせる生声とはやっぱり違うんだ。
だから、期待した分、ちょっと物足りなさを感じてしまったよ、、、
千綿さんをもってしてもこんな風に感じるんだから、生声ライブってやっぱり難しいことなんだなぁ。。。


って、アタシ、自分の中をえらい冷静に分析してる(笑)

でもね、アタシは今回のライブを否定する気なんて全くない!!
たまにはこういうライブがあっても良いって思う。
アタシもいろんなステージを観て、良くも悪くも色んなことを感じたいと思ってるし。
結局それが、ライブの醍醐味のひとつだなぁ・・・って思うんだぁ♪



さて、

大阪にたどり着いたアタシ達は、仲間内で今最もホットな梅田の酒場、「ぶらり横丁」にぶらりと立ち寄り、おっさん達に混ざってお酒をひっかけながら音楽談義に花を咲かせた。

ほろ酔い気分でご機嫌に帰宅。

お昼に岡野君、夜は千綿さん。
右手を岡野君、左手を千綿さんに引っ張られている感覚にお酒のチカラも加わって、ハートはフワフワとお花畑へ・・・。

その夜、アタシはとても幸せそうな顔をしていた・・・らしい(笑)。

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