SSブログ

馬場俊英 LIVE TOUR 2011 ~平凡なヒーローたちによろしく~ ツアーファイナル @大阪国際会議場メインホール [馬場俊英/LIVE記録(ワンマン)]

そして、ツアーファイナル。

大晦日って事もあるのかどうか定かではないが、開演時間は15:00と早い!!

当日はすこぶる快晴!!

フェスティバルホール.jpg


建て替え中のフェスティバルホールには、青い空と白い雲が写り込む。
あとどれくらいすれば、またここで馬場さんの歌が聴けるんだろう??
なぁんて考えながら、京阪電車で一駅。

ツアーファイナルの会場は、ここ大阪国際会議場、別名、グランキューブ大阪!!
馬場さんで来るのは初めてだ♪

グランキューブ.jpg


グランキューブ掲示板.jpg


座席に着き(今回はショートを守らせてもらいました!!)、視線をステージに向けると、その後ろにも客席がズラリ。
今回登場したステージバック席だ♪
友達がステージバック席からの観戦ってこともあって、なんだか妙なテンションだ(笑)


不意に暗くなった会場、ステージには島田さんがひとり登場し、ビートを刻む。
そのビートに乗ってバンメンが、そして、最後に姿を現した馬場さんに会場が盛り上がる!!

ギターを肩にかけ、今日も元気に飛び跳ねると、『ひとつだけ』をPOPに唄う。
一部、音をいじってるのが個人的には“ん゛~っ”という感じ。
オリジナルの方がしっくりくるのだけど、、、
『多摩川土手~君へのメッセージ』では、ラストを「♪淀川土手 光る空の下」と締め、会場から歓声が上がる。
そして今度は軽快に公樹さんのサックスが響く。『スニーカードリーマー』だ。
 ♪負けてたまるかと 空を見上げてる
 ♪泣いてたまるかと 空を見上げてる
 ♪愛と現実を肩に背負いながら 調子悪くないぜって 笑っているんだ
この大人の強がりがやたら胸に響いてガッツが湧く。

大きく頭上で手拍子を煽りながら『そこから始まる愛がある』で、オーディエンスをファンキーな世界へ誘う。
そのムードを引き受けての『花火』。
ドラマチックなせつなさが漂うイントロに、馬場さんの声が乗る。
赤 青 白 緑 黄色 金 銀
それぞれの照明がステージ上で瞬く。
最後はブルーの光に解けていく。
何度観ても良い光景だ。。。
そして、『君はレースの途中のランナー』でブレイク。

ここ、グランキューブは音があまり良くないとよく耳にし、アタシ自身もそう感じていたが、今公演では殆ど気にならなかった。

馬場さんに着席を促され、席に着く。
いつものように、「どちらから来てくださいましたか?」から、どんな話が広がったかは、もはや記憶の果て(汗)

ステージには今日も西海さんが登場。
二人のアコギでの『ミセス・ユー』。
せつなく響く馬場さんの声に、動けなくなった。
「この声、この声がほんっとに切なくて大好きでたまらない・・・」
こんな風に感じたのはいつ以来だろう??
余談だが、夜に「『ミセス・ユー』のあのサビの声がたまらない。分かる人はいるかな~」とツイートしたら、見事に寸分の狂いもなく言い当てた友達がいた!!
そう、この部分。
 ♪目を閉じて 受話器の声 聞いてた
  知らずに泣いてしまった
あの想いがいっぱい詰まった、搾り絞るように唄う声は今も耳に残っている。
公樹さんのテナーサックスの音色が、セピアの世界を作り出す『君がくれた未来』。
そして、今ツアーではがらっとアレンジが変わった『スタートライン~新しい風』。
「ああ、もうそれ以上は、、、音が外れる、、、(汗)」
誰もが思ったに違いない(爆)
ラストの「君の 君の 君の」を何度もリフレインする馬場さん。
その表情はとても穏やかだ。

もうMCはホントに記憶にない(滝汗)

この秋から、須藤さんと一緒に音楽を作ってるって話だったな。
ストーカーの如く須藤さんにアプローチしたって。
曲が出来るたびに須藤さんにメールで送りつけて、意見を聞いたり。
そうしてるうちに一緒に作ろうってことになったって。。。

そして、ここからは須藤さんと一緒に作った曲たちがどっと押し寄せる。

まずは、なんとなくアタシのフェイバリットな『旅人たちのうた』を彷彿とさせる曲、『ギザ10』。
 ♪偉い人になれたって 馬鹿なやつだと言われたい
このフレーズが最大の共感ポイント!!
すぅ~っと胸に入り込んでくる、馬場さんらしいメッセージソングだ。
これとは打って変わって、今度は同じ音符がやたら連なる『HALF』。
100の半分は50 80の半分は40
3度目ましても、やっぱりどこかラップっぽい印象を受ける。
曲のラストはバリトンサックスを吹きながら公樹さんが前に出てくる。
「♪HALF & HALF」をリフレインしながら、公樹さんと身体を上下に振る。
徐々にスピードを増すリズムに、オーディエンスの手拍子が付いていけず、、、(汗)

ステージ袖からカフェのお姉ちゃん登場!!
「いらっしゃませ。何名様ですか?」
「大体2400人くらいなんですけど・・・」
「それではこちらにお名前をお書きください」
「えっ!?2400人入れる?どこもムリだったんですよね。入れるんですか、よかった~」
「馬場、2400人」

からのタイトルコール♪
「しあわせの」
「ウェイティングボード」

この小芝居・・・必要か!?
いや、必要なんです!!なんか面白いから(笑)

馬場さんもオーディエンスも皆が揺れている。
ステージバック席のオーディエンスも揺れている。
とてもハッピーな空気感が会場に充満した。
神戸では失敗したシャンパンの泡も、今回は見事に幾つものシャボン玉となってふわ~っと宙に広がる。
そして、リズムに合わせて馬場さんが茶目っ気たっぷりに“パッ”っと振り返りながら両手を広げる。
なんですかマンが頭をよぎり、ぷっと吹き出してしまった(汗)
けれども、そこには楽しくて仕方がないというような笑顔を輝かせている馬場さんがいた。
華やいだゆる~いムードから、一気にピンと張り詰めた空気へ・・・。
スクリーンには新聞記事が踊る。
ダークなイントロから「♪最近僕が変身しなくなったのは 街中から電話BOXが消えたからだ」と歌う馬場さん。
ふっと笑ってしまいそうなフレーズだが、笑うものは誰もいない。
鬼気迫る馬場さんの歌に引き込まれるオーディエンスたち。
その声には、いつもの穏やかに話す馬場さんの影はない。
 ♪Hey Man, Stand up!
  Hey Woman, Stand up!
  and Fight!
力強く馬場さんに鼓舞されてからの『平凡』への流れは圧巻!!
ヘビィなイントロに鳥肌がたつ。
ステージからの容赦ない光の点滅に目が眩む。
アコギの弾きがたりで聴いた『平凡』には、正直「ん~~」と眉間に皺を寄せてしまったが、バンドになると俄然映える!!
この曲に手拍子などいらない。
手拍子が似合わないと思うほど、迫力ある歌に仕上がった。
興奮をクールダウンしてくれるのが『オオカミの歌~平凡なヒーローたちによろしく』。
ミディアムロックなメロディーに乗せ、馬場さんらしい世界観が広がる。
でっかい夕陽をバックにひとり佇んでいるような・・・そんなムードだ。
サビがフィナーレ感を漂わせる。
余談だが、ライブ後、友人に言われた「あそこ、『流れ星が消えるまでに』を思い出すねん」の言葉にひどく共感(爆)
電気屋のおじさん、天国のお父さん、優しかったおばあちゃん etc…
に混ざって、初めて言ってくれた「平凡な主婦にHello~」にやや感動!!
そして、公樹さんのテナーサックスがこれでもかってくらいにガンガンに鳴り響く!!
馬場さんも大興奮で、ついにはステージ上にヘタリ込んでしまった(笑)
とにかく、公樹さんがめちゃくちゃカッコよかった!!
これを聴いて、アタシは公樹さんのライブに行ってみたくなったくらいだ。
本編ラストを締めくくるのは『弱い虫』。
『上を向いて歩こう』や宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」をオマージュしたような言葉の使い方が馬場さんらしい。
個人的には『オオカミの歌』と『弱い虫』は逆にした方がしっくりくるような気もする。。。

アンコールで再びステージに登場した馬場さん。
実はビデオカメラが入っていることを報告。
自身も言わなきゃと思っていて忘れていたらしい(苦笑)
「また何かの機会にみなさんに観てもらえるようにしたいと思います」。
今度のシングルの特典が濃厚か!?

さて、馬場さんからリリースの報告があった。
今まではシングルをリリースして、1年に1枚くらいのペースでフルアルバムをリリースというスパンでやって来たけれど、これからは出来たものを熱いうちにリリースするということをやっていきたいと。
4曲収録した“馬場エキスプレス盤”をタイムリーにリリースしていくというもので、まず第一弾は『平凡』!!
記憶が確かなら4枚リリース・・・って言っていたような、、、(←自信なし)

そして、ついに皆であの『僕たちのヒロ』を歌う時が来た!!
歌うにあたって、まずは馬場さんがゆっくり時間をかけて丁寧にヒロさんへの思いを語る。。。

28歳でメジャーデビューしたものの、思うような結果が出せず4年で契約が切れた。
それでも音楽を続けたくて、自分で「UP ON THE LOOF RECORDS」というインディーズレーベルを作った。
出来上がったCDを全国のCDショップやメディアに送ったり、売り込みに行っても相手にしてもらえず、自分を否定されているようで辛かった。
そんな中、ヒロさんが唯一、初めてFM802で『ボーイズ・オン・ザ・ラン』をかけてくれた。
ヒロさんが毎年主催しているNEW BREEZEにも連続で呼んでもらった。
時には厳しいアドバイスを貰いながら、ずっと応援してくれてる。

三度、声を詰まらせながらそんな話をする。
一度目は「大丈夫です」と照れ笑い。
二度目は客席から「がんばって!」という声が上がる。
そして、三度目は・・・
馬場さんの次の言葉を、皆がじっと息を凝らして待つ・・・。

ふと隣を見たら、旦那の頬に一筋の涙。。。

もはや練習などいらないのだけど、一応練習をはさんで、いざ本番!!
馬場さんが歌いだす!!??
「馬場さん!!まだ、イントロ!!」
そう思ったとき、馬場さんがあわててバンドを止めた(爆)
仕切りなおして、歌が始まった。
 ♪Happy Birthday HIRO
  おめでとう ヒロ
  こんな風に言える日をずっと待ってたんだ
  ありがとう ヒロ
  Happy Birthday HIRO 
  今日はたくさんのみんながこんなにも 集まってくれたよ
  僕たちのヒーロー
歌いたい、歌いたいけど歌えないんだよ(汗)
嗚咽で声にならないんだよ(滝汗)
さっきまでアタシ笑ってたのに・・・
馬場さんの思いや、この曲を受け取った時のヒロさんの思いを想像したら、自分の意に反して涙が溢れ出てきたんだ。
それでも、サビだけは笑顔で頑張って歌ったぞ!!
神戸ではカットされた「802から」というフレーズも、今回はバッチリ!!
とにかく、会場がひとつになって、とってもあったかい空気が満ち溢れた瞬間だった。
演者もオーディエンスもスタッフさんも、皆キラキラ笑顔だったに違いない!!
感動したーーー☆彡

さて、ここからは全力で盛り上がる!!

『明日へのフリーウェイ』で拳を突き上げる!!
この突き上げ方がミソで(笑)
一般的にはウォーウォーウォーウォーで3回小さく振り上げる人が多いけれど、アタシたちは1回。
振り上げた腕は微動だにせず、次のウォーウォーウォウォーウォウォーに入る時に1回振り、また静止。
これがねぇ、馬場さん的なんだよ、実は。
で、面白いと思ったのが、今回隣に座り合わせた方が、馬場さんの現場でよく見かけるコアなファンの方で、アタシらと振り上げ方が同じだったんだよ~。
内心、「やるなぁ」って思った(笑)
ま、そんなことはどうでもいいのだけど。
『草野球』では綺麗に手が揃う。
ステージバック席とはちゃんと鏡合わせになっていて。
公樹さんがステージバック席に向かって手振りをしようとするも、訳がわからなくなっている様子(爆)
『クロノス』では、疾走感あるメロディーに会場が跳ねる!!
勢いそのままで『働楽~ドウラク』に突入!!
そしてまた馬場さんも会場も跳ねる跳ねる!!
さすが、グランキューブ!!建物自体が振動で揺れてたよ!!
ギターソロではごっくんが大活躍!!
どさくさに紛れて「お正月」をワンフレーズ響かせ、会場も盛り上がる。(たぶんこの曲だったと思うけど、もしかしたら別の曲の時かも??)
オーラスは『ボーイズ・オン・ザ・ラン』!!
馬場さんが歌詞を間違い、慌てて誤魔化すも、その誤魔化し方のひどいこと!!(爆)
前も後ろもピースだらけだ。
そして色とりどりにタオルが揺れる。
タオルをグルグル回すようになったのはいつからだろう??(笑)
ひっぱって、ひっぱって、もう限界と思ったとき、馬場さんがようやく演奏を締めた。

ステージ前方に集まる演者たち。
客席に色とりどりのサインボールが投げ込まれる。
「今日こそは!!」と思い「カモーン!!」と叫んでみた。
アタシをめがけて飛んできたボールは微かに角度がずれ、旦那が必死に食らい付くも触れることすら出来ず。
ボールは斜め後ろの少年の手の中に・・・。
キョトンとする少年に、「よかったね~」と心からの笑顔で拍手したのを覚えている。(本当)
この時、少し大人になった気がした(爆)

ステージでは演者が一列に並び、一礼をし、手を振って袖に消えていく。
島田さんがいつものように子供を捜しながらスティックを客席へ。
馬場さんが腕にひっかけるべき買い物籠を、西海さんがひっかけて帰ってしまったのはご愛嬌(苦笑)


終わった。。。
とにかく充実感でいっぱいのツアーだった。


座席から立ち上がり、ふとステージに目をやると、スクリーンに

See you next year! 

だったかな??
なんか、そんなようなことが映し出されてて、笑顔で会場を後にしたんだ♪



馬場さん、すっげぇライブだった!!
ありがとう☆彡



今ツアーで馬場さんの新しい挑戦を目の当たりに出来たこと、本当にうれしく思うんだ。
馬場さんが研音と契約してから3年、上手く言えないけど、何か馬場さんらしさが霞んでいってしまうような不安を感じていた。
でも、あの日OBPで言った「これまでの音楽も忘れてません」って言葉を信じて待ってた。
アタシが一番好きな馬場さんはいつか必ず戻ってくるって。
だから、正直な話、馬場さんが事務所から独立する話を聴いた時は、「キタッ!!」って思ったんだ。
この独立は、以前のものとは全然違う!!
アタシの周りには不安がる友達がいたけれど、アタシは“ついに動き出す!!”そう感じてワクワクしてた♪
そして迎えた今ツアー!!
アタシの想像を遥かに越えて、めちゃくちゃ自由で、めちゃくちゃカッコ良くて、スケールアップした馬場俊英が戻ってきた。
こんなに心からライブを楽しんでる馬場さんを見たのはいつ以来だろう??
この3年間のライブでも、すばらしいライブはあった。
でも、今度の馬場さんは輝きが違うんだ☆彡
そしてその輝きは、きっとこの3年間の経験があったからこその輝きなんだと思う。
2011年も、最後は馬場さんで締めくくることが出来て、そしてこんな風に感じることが出来て本当に良かった。
アタシはとにかくうれしいんだ~~~っ!!!

年が明けて、BHCのBABA VOICEにアップされた馬場さんの正直な思い。
赤裸々に綴られたその思いと自分の思いを重ねて、胸がじわっと熱くなった。


2012年、今年もお世話になります!!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。