馬場俊英 LIVE TOUR 2012 ～スーパーオーディナリー～ ＠堺市民会館

アタシは戸惑っていた。。。
こんな心持ちで馬場ライブに参加するのは初めてのこと。

ＥＰシリーズの表題曲にはどれも違和感があって、全然心にフィットしてこないし、先日公開された賛否両論あるＰＶもなんだかなぁ、、、って感じだし。
それらを引っさげた今回のツアー。
果たして、今の自分に馬場さんの音楽が楽しめるのか？？
初めて感じた疑心に微かな不安を抱きつつ、とにかく心をフラットにしようと、それだけを考えながらアタシはアタシにとってのツアー初日を迎えた。


２０１２年１１月１７日（土）

今回はセカンド前進守備を任されたアタシだけど、通路側だったこともあって、視界良好！！




♪セットリスト
１．ギザ１０
２．スニーカードリーマー
３．ＨＡＬＦ
４．風の羽衣
５．一瞬のトワイライト
６．悲しみよ、明日の星になれ
７．遠くで近くで
８．吊り橋
９．真珠
10．ころんで立ち上がるときの顔が好きだ
11．幸せのウェイティングリスト
12．ラーメンの歌
13．平凡
14．勝利の風
15．オオカミの歌
16．弱い虫

EN1．犬はライオンになりたくない
EN2．オセロゲーム
EN3．スーパーオーディナリー


今回のバンド編成は、いつもよりもギターが１本少ない。
ごっくんの替わりに誰が入るんだろう？？って思ってたけど、誰も入らず。。。
でも、この編成でもノープロブレム！！


良い始まりだった。。。
オープニングを飾った『ギザ１０』～『スニーカードリーマー』で、馬場さんらしい世界観が軽快に広がる♪
『ＨＡＬＦ』では公樹さんのバリサクが良い音を響かせていた♪
今まで聴いた中で一番言い『ＨＡＬＦ』だったような気もする。（あまり好きな曲じゃないのよね・汗）

軽く挨拶がてらのＭＣを挟み、次のブロックへ⇒⇒

んん？？何このイントロ？？
そして、徐々に曲の輪郭が見えてきた。
久しぶりの『風の羽衣』！！
『風の羽衣』と言えば西海さん・・・だが、登場せず（笑）
バンドで聴くのはいつ以来だろう？？
この曲、バンドツアーでもアコースティックで演奏されることが多かったから、なんだか新鮮だった☆
そして、想定外のイントロに思わず声が漏れる！！
アタシのフェイバリットな１曲、まさかの『一瞬のトワイライト』に胸が踊った♪♪♪
あまり期待せずに参加したライブだっただけに、心ん中で馬場さんに「ゴメン！」って言いました（爆）。
そうなのよ。想定外の懐かしい曲をに思わず声が出ちゃうわくわく感。。。
最近の馬場ライブではあまり感じることがなかったから、うれしかったんだよね～♪
『悲しみよ、明日の星になれ』は比較的新しい曲だけど、「You smile again, again, again」って、「ａｇａｉｎ」を３回つなげてるところがツボで。
ポジティブな力強さを感じて、「よし！！」って思うだ♪

ええやん、ええやん！！
ええ感じや～～ん！！

ここからは着席で、静かな曲を。。。

遠くにいても、気配を感じることは出来る。
気配を感じるだけで、近くにいるような気がして、それが支えになる。

たしか、そんなような話をしてくれて、大きく頷いたんだ。。。
これって友達だけじゃなくて、例えばアーとファンの関係性でも言える事だと思うんだ。。。
『遠くで近くで』も懐かしい曲。
馬場さん、この曲唄うと泣くんだけど、今回はギリ大丈夫だったみたいね（笑）
『吊り橋』のしっとりムードから一気にムーディーなイントロが流れ出す。
『真珠』？？いや、『そこから始まる愛がある』？？いやいや、やっぱ『真珠』だ！！
そう、似てるんだよね。イントロもＡメロも！！（笑）
あのねぇ。。。『真珠』、ライブで聴くのは何気にお初だったりするわけ！！
ちょっとドキドキしちゃう妖しい世界観が・・・良いんだよねぇ。。。
アダルトな曲だよ。。。
そして、鍵盤が出てきたよ！！
何！？ＫＡＮちゃんが来るの？？それとも竹善さん？？
なんて、ちょいっと期待しちゃったけど、これ、馬場さんの鍵盤だった。
『ころんで立ち上がるときの顔が好きだ』では、事前に募集した写真をスクリーンに流しながら、馬場さんがピアノを弾いて唄ってくれたの！！
ライブでピアノを弾きながら唄う馬場さんも初めてだなぁ。。。

そして、なんの話をしてくれたんだっけ？？
スンドゥブチゲの話だな（笑）
ホテルでスンドゥブチゲのカップめん食べようとしたら箸がない！！
たまたまダブルだったかツインだったかの部屋だったから、歯ブラシ２本で食べたって！！
そしたら食べるのに必死で味が分かる前に食べきっちゃったって（爆）
別の日にリベンジしようとして、ホテルのポットでお湯を沸かしてたんだけど、胸がいっぱいになって食べられなくなっちゃって、翌朝食べようと思ってポットのお湯を注いだら、どういうわけかお湯が水になってて、結局食べられず（爆）
チーーーン♪

こっからは盛り上がりのコーナー♪
時期が時期だけに唄うよね？？『幸せのウェイティングリスト』♪
ゆらゆら揺れながら、シャンパンの泡も綺麗に出たよ。。。
『ラーメンの歌』では「ラーメン」をみんなで叫ぶ。
でも、個人的にはなんだか思ったほど盛り上がれなくて、、、
このアタリから、アタシの中に何かどんよりとしたものが下りてきた気がした。
去年のツアーではあんなに興奮した『平凡』もどうしていいのかわかんなくて（汗）
アタシの中の重い空気を一気に変えてくれたのが『勝利の風』だった♪
だけど、ここ最近は馬場さんを殆ど聴いてなかったから、色んなあれやこれやを忘れてしまっていて、身体が着いて行かず、、、（苦笑）
『オオカミの歌』では公樹さんのテナーサックスが鳴り響く！！
やっぱ、ええ音、かっこええ～！！
『弱い虫』にはやっぱり反応出来ず、、、
この曲はなんだろう、、、どこか自分を投げてしまったような人の歌に聞こえてしまってねぇ、、、
アタシはまだまだ頑張りが足りてないし、強がってたい年齢なんだよ～

気付いたら、高ぶってた心も中盤以降から下降気味、、、

アンコールの１発目は、アタシが一番違和感を感じてる『犬はライオンになりたくない』。
どんな風に楽しもうがそれは自由だからアタシにとやかく言う権利がないことはわかってんだけど、それでもこの曲でノリノリに盛り上がってる人たちを見て、「ホントに良いと思ってんの？馬場さんが唄えばなんでも良いんじゃないの？」って冷ややかな目で見てる自分を感じて、そんな自分がすごく嫌だった、、、
アタシはこの曲が嫌いだ。この曲に何の魅力も感じない。
自分の不甲斐なさ棚に上げて、不平不満タラタラでさ、、、
そういうマインドは好きじゃない！！
ライオンになりたくないなら、ならんかったらええやんけ！！
すべては自分次第やろ！！
って言ってやりたくなる。
大変な思いして、自分の道を自分で切り開いてきた馬場さんがこんな歌、、、
「これ、本当に馬場さんの線なの？？」って疑っちゃってガッカリしたんだ、、、
なんかね、やっぱ須藤さんの影を感じて、須藤さんに尾崎と同じ路線でプロデュースされてるような、そんな疑心が湧いちゃうんだ。
でもね、この曲に本当に共感して、楽しんでる人がたくさんいらっしゃるのも事実なわけで。。。
それをアタシがどうこう言えるわけもないのに、自分が好きじゃないからって、そういう人たちを見て、半ば小バカにしてる自分に激しく嫌悪するわけよ、、、
何様やねん！？って感じで、、、小さいなぁ、アタシ、、、
こういう事、本当は書かないほうがいいのかもしれないけど、でも正直な気持ちをどっか吐き出しておかないと、いつまでも悶々としてしまいそうだから、書いちゃった。
ごめんなさい。でも、本心です。
気を取り直して『オセロゲーム』で盛り上がる！！
えらいもんで、聴いてなけりゃ忘れるね？？
一緒に唄えないの！！（滝汗）
にしても、馬場さん歌詞とび酷すぎ！！（爆）
オーラスはまたまた馬場さん、ピアノで『スーパーオーディナリ』♪
録音した竹善さんの声とコラボだよ。
竹善さん、やっぱ歌上手いんだ～☆彡
あの２番の竹善さんの声に馬場さんが声をかぶせていくところ、なんだか凄くステキだね☆彡
竹善さんの声がちょっとさだまさしさんっぽいけど（笑）
この曲は、好きだなぁ。

で、最後の『スーパーオーディナリ』を唄う前に馬場さんが話してくれたこと。

ここ１年くらいは須藤さんとタッグを組んで、“肯定する歌”を作ろうってことでやって来た。
自分のファンには幅広い世代の方がいて、それはとても誇りに思ってる。
でも、やっぱり大人のファンの方が多い。
だから、大人の方が抱えてる吐き出せない気持ちとか想いとかを自分が代わりに唄いたいと考えた。

やっぱりか、、、

って思うのと同時に、気付いたよ。
これはつまり、代弁者。
尾崎が若者の代弁者だとしたら、馬場さんは大人の代弁者。
アタシは自分の経験値、人生観や抱えてる想い、自分自身を唄う馬場さんの歌が好き。
だけど『平凡』も『犬はライオンになりたくない』も『弱い虫』も、どれもすごく傍観者的で、、、
だから「マラソンの中継車に乗っちゃった」って思ったんだ。
そんな歌いらない。少なくとも今のアタシには。
アタシがいらないって思ったのは、そういう歌だってことを真っ直ぐに受け止めてたかなんだなぁって、そういうことなんだなぁって気付いたよ。

でもね、「ここで一区切りついた」って馬場さん言ってた。
それは一体何を表すんだろう？？
この路線はこれで一区切りってことなのかな？？
だとしたら、アタシは素直にうれしい☆

でね。
こういう話をしてくれる馬場さんがやっぱり好きだなぁ・・・とも思った。
なんていうのかなぁ？？
アタシのような戸惑いがあるのを分かってくれていて、それを受け止めてくれていたような気がしてね。
だからこんな話をしてくれたのかな？って思うんだ。
そう思うのは、きっと馬場さんの今までを見てきたからなんだと思う。
以前にも同じようなことあったなぁって。。。
馬場さんのお話を聴いて、安心した。


ただね、やっぱり唄のクオリティーをもうちょっと上げて貰えないかな？？
と思ったのも事実、、、（爆）




ライブ後の握手会、馬場さんの手は変わらずデッカくて、あったかかった。
「『一瞬のトワイライト』はうれしかったです！出会いの曲でした」って、早口でそう話すアタシに「そうなの～」って優しく微笑みかけてくれたよ。
そして、先日のＦＭ　ＣＯＣＯＬＯ♪
「昔の曲を唄うと、初めて知った頃の、出逢った曲だなぁって、時代を共有してくれて…」とか言ってくれちゃって！！
「もしかしたらアタシのひと言を憶えてくれてたのかな？？」なんておめでたいことを考えたりするのです（笑）
ま、同じような人、おびただしいだろうけどね（爆）
でも、こういうのは思い込みでもうれしいのだ☆彡


さてさて、次はＮＨＫ大阪ホール！！
あっという間にアタシのファイナルだよ！！
なんでも神戸には竹善さんがゲスト出演するとか・・・
なんやとーーーっ！！？？
ＮＨＫホールにも来てくれーーーっ！！！！（笑）

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