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KOBUKURO LIVE TOUR '2011 “あの太陽が、この世界を照らし続けるように。” 大阪ファイナル @大阪城ホール [コブクロ/LIVE記録(ワンマン)]

2011年7月25日(日)[晴れ]

いよいよ、アタシのツアーファイナル。
ツアー初日に感じたことを思い出すと、今の心持ちが少し信じられなくて。
少し淋しい気持ちもあるけれど、この大阪ファイナルがアタシのツアーファイナルになって本当によかった。
心からそう思う。


アリーナ27列。
大阪城ホールでは過去最高の良席(爆)
視界は良好だ[目][exclamation×2]
ん?カメラがいっぱい入ってるぞ[exclamation&question]どういうことだ??[わーい(嬉しい顔)][ひらめき]
何かが起こる予感がした。。。

2011年7月25日(月)[晴れ]

客電が落ちる。
暗いステージに人影が動く。
元気良く飛び出してくる姿が見え、歓声とともにオーディエンスが一斉に立ち上がった。

「KOBUKURO LIVE TOUR 2011 “あの太陽が、この世界を照らし続けるように。”」 大阪ファイナルの幕開けだ。

シーンとした会場に、二人の声とアコギの音だけが響く。
「折れた心の枝を集めて、言の葉という葉っぱをかけて、歌で火を灯してあたためたい」、そういう想いでつくられた新曲、『焚き火のような歌』から、静かにライブは始まった。
しんみりとしたムードが一変、爽やかな音が会場全体を包み込む。
『Blue Bird』から『Summer rain』へ、徐々に盛り上がる空気感を作っていく。
黒ちゃんの先導でリズムに合わせてオーディエンスの手が大きく揺れる。
こぶっちゃんが大きな黒ちゃんの影に隠れてみたり、歌や演奏だけでなく、その愛嬌たっぷりな仕草でもオーディエンスを楽しませる。
これでもかというくらいオーディエンスに手を振らしたところで、パンチの効いたイントロが響く。
アップチューンの『虹』に会場が一気に盛り上がった。
今回のツアーでは喉が本調子ではないこぶっちゃん。
次のことは考えず毎回全力で歌いきる挑戦をしている黒ちゃん。
ともに声の調子はお世辞にも良いとは言えない。
けれど、そんなことを気にもさせないオープニングだった。

最初のブレイク。
「9500人のお客さん、こんにちは」。
こぶっちゃんの元気な声が飛ぶ。
「今日は天神祭りやのに、ここにいるみんなはコブクロのライブ来たんですか?正解ですよ」。
黒ちゃんらしい「ありがとう」の言葉だ。
ふいに黒ちゃんの指示で、スクリーンにこぶっちゃんの腕がアップで映し出される。
腕には何本ものブレスレット。
黒ちゃんがそのうちの一本を掴み、「これなんで着けてんねん!これは俺の私物じゃ!外せ!!」と怒鳴る。
そして、この時しぶしぶ外したブレスレットは後に実施した兄弟対決で勝ち抜いた11人兄弟のお客さんにプレゼントされることとなった。
黒ちゃんが直接腕に着けてあげるサービスに会場からは悲鳴が上がる。
そして、この日は2nd.ヴァイオリン、陽子ちゃんの誕生日ということもあり、ステージ上にはお祝いのバースデーケーキが登場。
会場の全員で『Happy Birthday』を歌って祝ってもらった陽子ちゃんの瞳は潤んでいるように見えた。
黒ちゃんが花を一輪、陽子ちゃんに差し出す。
「ごめんなさい」。
会場から笑いが起こると同時に、「別にそんなんちゃうし。俺かってそんな気ないし」と、いじけて見せる黒ちゃん。
歌にいく様子はまだまだない。
さらに、「もうお気づきかとは思いますが、今日はカメラが入っています」というこぶっちゃんの言葉に会場が沸く。
まだどういう形になるかは決まっていないが、次のアルバムの特典になる可能性が濃厚とのこと。
「映像撮るんなら、やっぱり大阪ファイナルでしょ?」
その言葉にオーディエンスは大喜び。
「すっぴんで映るのは嫌や~。グロスぬらな~」とボケる黒ちゃんに、「お前いっつもすっぴんやないか!!そんなサングラスにグロスぬったらウナギイヌみたいになるわ!!」。こぶっちゃんのツッコミに会場は大爆笑。
その後、自己紹介ですったもんだあって、ようやく次のブロックに入った時には開始から既に1時間ほど経過していた。

『シルエット』、『ラブレター』と甘いラブソングが続いた後は、『どんな空でも』で会場が一体化した。
鳴り止まない拍手にこぶっちゃんもたまらず、「アンコールに呼ばれたんちゃうよなぁ・・・」と照れ笑い。

丁寧に曲説をして聴かせたのが新曲『恋愛観測』。
浮遊感のあるヒーリング的な珍しいタイプの楽曲だ。
眩い光とともに、ヘビィなエレキギターの音が響く。
重厚なミディアムロックに乗せられた力強い歌声でオーディエンスを引き付けるのは、『君への主題歌』だ。

「自分を見つめ直す、鏡のような曲」そう言って、今回初めてツアーで歌うことになったという懐かしい曲、『今と未来を繋ぐもの』。
聴いてる者に言葉が届くように、丁寧に語りかけるように歌う二人。
『STAY』では黒ちゃんの今まで見せたことのない、儚くて、でもとても優しい歌声に息を呑む。
鳴り止まない拍手の中、情感たっぷりに歌い上げられる『流星』。
圧巻の流れだ。

歌にいろんな人のエピソードが重なって曲が成長していく。
それを実感している。
今回震災という悲しい出来事があって、『STAY』はそれを思って作ったわけではないのに、「もう二度と会えないはずのあなたが 僕の名前を呼んでる」という歌詞に「本当にそうだな。」と思って、歌えなくなってしまった。
そんなこぶっちゃんの真面目な話の後、バトンタッチされた黒ちゃんの第一声は、「『流星』の“預けての欲しい~♪”の“い~♪”はこの10年で最高の伸びやった」だ。
そして、何度も「い~♪」と声を響かせて、「これの着メロ作りたい」とおどけて見せた。
こぶっちゃんの「電話鳴ったら「い~」ばっかり鳴るやないか!」のツッコミもスルドイ!!
すると突然黒ちゃんがこぶっちゃんに詰め寄った。
「お前『どんな空でも』の落ちサビんとこやってみぃ!」
ギターもハープもつけさせられて、落ちサビ前の大サビを早回しに歌い、落ちサビを黒ちゃんが歌おうとした時、こぶっちゃんのハープが響く。
「お前なぁ!!」黒ちゃんの怒声が飛ぶ。
何度か繰り返し、でもどうして怒られているのか分からないこぶっちゃんに黒ちゃんが言った。
「お前、ここは俺の声をバーンと聴かせるとこやろ。ハープがでか過ぎるねん!俺の声が聴こえへん!ハープが前に出すぎや!!」
ツアー中ずっと抱き続けてた不満をここに来てぶちまけた。
「今日も“気付け!”と思ってお前見たら目瞑って吹いてるから、もうアカ~ン!!」の黒ちゃんの嘆きに会場がどっと揺れた。
「アレンジを変えろ!」と抗議する黒ちゃんに、「わかった。これからは口笛でやるわ」と落ち込むこぶっちゃん。
すると、間隙をぬって「黒田ガンバレーー!!」と絶妙のタイミングで太い野次が飛んだ。
崩れる黒ちゃんと、「この話の結論はそれや!!黒田がもっと頑張ったらええねん!!」とうれしそうなこぶっちゃん。
「俺は頑張ってるーー!!頑張って歌ってるーー!!」と叫ぶ黒ちゃんに会場は揺れっぱなしだ。
この後、「小渕の大阪散歩」のスライドショーがあり、待ちに待ったうれしい告知に会場が沸いた。
「言ってもいいのかなぁ?」と勿体つけるこぶっちゃん。
その口から発表されたのはなんと、「ファンフェスタ2011」!!
11/5 和歌山ビッグホールだ!!
異様な盛り上がりの中、恒例の「コブクロドットコム」を叫ぶ。
最初から元気のいいオーディエンスを嗜める二人。
お約束のパターンで「コブクロドットコム」を繰り返す。
「551の豚まんがないときか!!」の黒ちゃんのツッコミから、こぶっちゃんが叫ぶ。
小渕 「551の豚まんがある時」
会場 「イエーイ!!」大いに盛り上がる。
小渕 「551の豚まんがない時」
会場 シーン。
「さすが大阪やなぁ!!」と賞賛するこぶっちゃん。
黒ちゃんもたまらず、「大阪の人、こんなんやらせたら上手いから嫌やねん」と満面の笑みで悪態をつく。
オーディエンスもどや顔していたに違いない。
この盛り上がりでウェーブへなだれ込む。
「太陽にちなんだ曲を用意してきました」そう言ってこぶっちゃんがギターを担ぐ。
「用意スタート」の声とともに会場に響いたのは『太陽にほえろ!』だった。
「こっから盛り上がっていきますか?」
「盛り上がってくれるかな~?」 「いいとも~!!」

阿吽の呼吸で盛り上がりのコーナーへ突入。
THE BLUE HEARTSのカバー曲、『情熱の薔薇』に続いては『月光』。
花道の先まで出てきて魅せる福ちゃんのギターソロは圧巻!!
黒ちゃんも声を振り絞って、歌いきった。
こぶっちゃんのエレキが唸りを上げ、オーディエンスが息を呑む。『神風』だ。
銀テープが歓声とともに宙を舞う。
ここでもこぶっちゃんと福ちゃんが圧巻のギターバトルを展開。
エレキ好きにはたまらない瞬間だ。
今度はアコギが鳴り響き、『轍』で畳みかける。
会場のテンションは上がる一方だ。
興奮の中、照明が落ちる。
スクリーンに文字が流れる。
一瞬の静寂、黒ちゃんの声が響く。
このツアーのタイトルにもなっている『あの太陽が、この世界を照らし続けるように。』。
大きな身体を揺らしながら全身全霊で放たれる黒ちゃんの声は鳥肌が立つほど迫力満点。
分厚いサウンドとソウルフルな黒ちゃんの声で会場を荘厳な空気に包み、ステージを去った。


暗い会場にどこかから『ストリートのテーマ』が聞こえ始める。
その歌声がひとつになり、大きくなった時、花道から二人が姿を現した。
こぶっちゃんが指笛で奏でる『桜』にオーディエンスが声をそろえる。
「アンコールどうもありがとう」。
そう叫んだこぶっちゃんの声はもうガラガラだった。

黒ちゃんももう声が出ない。
手で胸を押さえながら身体を折るようにして『蜜蜂』を歌う姿がそこにあった。
その姿は、まるでギリギリのところで自分と闘っているようだ。
そしていよいよ最後の曲、『Flag』。
ステージの二人に、喉から血が出るまで空に向かって歌い続けていた、あの頃のコブクロの姿が見えるような気がした。
『蜜蜂』であれだけ苦しそうだった黒ちゃんの声が、蘇えっていた。
きっとそれはこぶっちゃんをフォローするための渾身の声だったに違いない。

こうして3時間半にも及ぶ長いライブは終了した。
最後はお互いにいたずらを仕掛け、会場に笑いを作りながら「またライブで会いましょう」とステージを後にした。
まるでツアーファイナルのような熱気と余韻を残して・・・。



[るんるん]セットリスト

1.焚き火のような歌
2.Blue Bird
3.Summer rain
4.虹
5.シルエット
6.ラブレター
7.どんな空でも
8.恋愛観測
9.君への主題歌
10.今と未来を繋ぐもの
11.STAY
12.流星
13.情熱の薔薇(カバー/THE BLUE HEARTS)
14.月光
15.神風
16.轍
17.あの太陽が、この世界を照らし続けるように。

EN1.蜜蜂
EN2.Flag


銀テ.jpg

今回のツアーで初めて自力でGETした銀テープ



本当はここにツアーの総括を残しておくつもりだったけど、それはまた別途コブクロへの想いとともに書き記すことにする。

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