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「さや侍」 鑑賞。 [あんなこと、こんなこと。]

この時期って、どのタイミングでエアコンをオン[on]するかって、いつも悩む。
一度オンしたらもう止められなくなっちゃうもんね~[あせあせ(飛び散る汗)]
だから、今年は「蝉が鳴いたら」って指針を決めたの。
というのも、うちのマンションは公園に面しているから蝉の鳴き声が半端なくて、窓を開けてたらTVやオーディオの音が聞こえなくなるのよ[あせあせ(飛び散る汗)]
理にかなってるでしょ??(笑)

水曜日の大阪は35度。
なのに蝉が鳴かない、、、(ちなみに今現在もまだ鳴いてない[たらーっ(汗)]

だからちょっと映画館に避難[わーい(嬉しい顔)][たらーっ(汗)]
観た映画が「さや侍」。

まっちゃんのプロモーション活動を見てたからね。
あの強烈キャラの野見さんという方が、どんなことになってんのか興味あったし。
まっちゃんの感性がどんなものなのかってことにも興味があった。

内容については今更アタシが語るまでもないと思うから割愛。

「二丁短銃のパキューン」
このテロップにニヤリ。そして、ROLLYがたけし君にしか見えなくなったアタシ(爆)

この映画は大きく分けて、笑いのシーンと、ちょっとうるっとくるシーンがあるのねん。

笑いのシーンは、「三十日の業」をこなしていくシーンなんだけど。
30種類の芸を牢屋番の板尾や柄本君たちと色々考えて実行してくの。
鼻でうどんすすったり、腹踊りとか金魚飲んで出したりとか、ほんとくだらないものでさ。
牢屋内で本番に向けて練習してる時の、柄本君のマジ笑いや、板尾の「そうだ。大丈夫か?」ってリアルな声掛けが妙におかしくて。
やってもやっても御奉行様に「切腹~[exclamation×2]」って宣言されてさ。
その“間”がさすがまっちゃんって感じで[exclamation×2]
静寂と失笑の間をバッサリやられる感じ。。。
アタシはこういう笑いを勝手に「高度な笑い」って言ってる(笑)
間の楽しみ方がわかんない人は??な感じだと思う。

うるっとくるのは、やっぱりあの娘役の女の子やね[exclamation×2]
情けないお父さんなんだけど、牢屋番に侮辱されるのを見て本気で怒ったり。
最後の業で、風車が倒れそうになるのを身を挺して支えたり。
切腹直前では、散々「武士らしく綺麗に死んでください」って言ってきたくせに、「なんか言ってください」って叫んでしまうところ。。。
本当は無罪放免になるのを望んでるのよ。
その健気さにうるっときてしまった~[もうやだ~(悲しい顔)]

映画も佳境に入ってきたころ、アタシん中で暗雲が垂れ込めてきたの。
なんかよくありがちな安っぽい白々しい感動映画になってきたぞ[ふらふら]
まっちゃん、まさかこのままハッピーエンドはないやろ・・・[たらーっ(汗)]
ってね。

でも、さすがまっちゃん[exclamation×2]
最後、見事に裏切ってくれた[手(チョキ)]
そう、そうなのよ[exclamation×2]
そうじゃないと話が締まらないし、この映画なんやったん??ってなるよね??(笑)

切腹のシーンは秀逸[exclamation×2]
鬼気迫るものがあって、とてもあの強烈キャラのおっさんとは思えなかった(笑)
完全に役者になってたね。


ラストシーンがまた意表をついててね。
劇中、意味ありげに町角に佇んでいた僧侶がいてね。
(野見さんが切腹に行く時にこっそり娘への手紙を託すの。)
その僧侶が娘に父親から託された手紙を読んで聞かせるの。
「首は転がりましたか?その首は上を向いてましたか?下を向いてましたか?」
他にもややグロイ内容があったんだけど・・・。
実際、目前で父親の切腹をみた子供にはめっさキツイ内容だけど、そこにはなんかすごいメッセージ性を感じたよ。
で、気が付いたらこの手紙にメロディーがついてきて、歌になってくの[るんるん]
「うわ~、斬新[exclamation×2]」とかって驚嘆してるうちに、自分が歌に夢中になってることに気付いた。
声がね、太いんだけどハスキーで、ものすごい味のある声してて[目][exclamation×2]
詞の内容は覚えてないんだけど、人生観を歌ったような詞だったような気がする。
ま、この詞はまっちゃんが書いたみたいなんだけど・・・。
「この人は誰だ??」
そっからは頭の中それ一色[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]
眼を皿のようにしてエンドロールを観たわ(笑)
クレジットがアーティスト名と違ってたから、見逃してしまったんだけど、後で調べたら竹原ピストルって人だった。
名前だけは何度か目にしたことがあるアーティストさん。
ちなみに、「鼻うどんすすり指導 ほっしゃん」ってクレジットには吹いてしまった[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

いや~、ピストルさんに全部持ってかれたな~~(爆)



なんてことはなくて。
ちゃんと胸に響いてる。


なぜ、野見さんはあそこで時世の句を詠まなかったのか??


「誇り」を失わなかったってこと。


たとえ刀がさやだけになったとしても、「自分は武士なんだ」っていう誇り。
武士として、慈悲を受けることは出来なかったんだよね。。。
それが、この人の武士としての誇りであり、美学だったんだと。。。


どんなに惨めで情けなくても、「誇り」だけは捨てたらアカン[exclamation×2]
自分の美学は貫け[exclamation×2]


この映画はアタシにそういうことを再認識させてくれたような気がする。


まっちゃんの感性はアタシの感性を刺激してくれたよ[手(チョキ)]


うん。いい映画だった。





けれど、なぜだろう??

「映画を観た」という実感はない。。。

タグ:さや侍
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